電池交換レス&配線レスでCO2濃度と各種環境をモニタリング
RICOH EH CO2センサーD101は、リコーが開発した固体型色素増感太陽電池RICOH EH DSSCを搭載。 室内の光で発電しセンサーを動作させる為、電池交換レス&配線レスで活用できるCO2センサーです。厚労省が推奨する校正機能を備えたNDIR方式 (非分散型赤外線吸収法)を採用し、CO2濃度だけでなく温度や照度など6つのセンシング機能を持っています。

特長
様々なものがインターネットにつながるIoT社会を実現するには、周辺環境に存在する光や熱、振動などから発電する環境発電、充電を必要としない自立型電源が求められており、中でも微弱な光においても良好な発電性能を示す色素増感太陽電池は次世代型太陽電池として注目されています。
RICOH EH CO2センサーD101は、リコーが複合機の開発で培った有機感光体の技術を応用し開発した、低照度の光から発電する固体型色素増感太陽電池RICOH EH DSSCを搭載したセンサーです。

①自動校正機能を備えたNDIR方式CO2センサー採用
厚生労働省や経済産業省が推奨する方式の一つである校正機能を備えたNDIR(Non-Dispersive InfraRed)方式を採用。自動校正機能で測定値のズレを自動的に修正することができます。

②室内光で発電&蓄電して夜間・休日も連続動作
固体型色素増感太陽電池により室内光で発電、および蓄電を行うことで、消灯後の夜間や休日でも連続動作が可能です。

③電池交換レス&配線レスで柔軟に設置可能
無線データ通信と固体型色素増感太陽電池により電池交換レス&配線レスを実現。電源の制約がないため、柔軟に設置可能。また、壁への取り付けにはオプション(取り付けフックT1)もあります。

④1つのデバイスで6つのセンシング
CO2濃度や温度、湿度、照度、気圧、内蔵リチウムイオン電池の電圧値を同時に測定が可能

ご利用環境例
オフィス
感染症対策&パフォーマンス向上
CO2濃度が高いと集中力の低下や眠気を誘発するといった報告があります。CO2濃度の管理は、感染症対策だけではなく、ビジネスパーソンのパフォーマンスの向上にもつながります。

学校・高齢者施設・病院
感染症対策
シビアな感染症対策で必要なCO2濃度・温度・湿度のモニタリングに最適です。

飲食店などの店舗・商業施設
3密リスクへの安全対策
人の出入りが多く密集しがちな店舗・施設で、一括したCO2濃度のモニタリングとログ管理に最適です。

植物工場
生育環境モニタリング
CO2濃度・温度・湿度・照度など、生育環
境の一括モニタリングが可能です。

仕様
商品名兼型番 | RICOH EH CO2センサーD101 |
電源 | RICOH EH DSSC (リコーの固体型色素増感太陽電池 52mmx84mm サイズ使用) |
測定対象 | CO2、温度、湿度、照度、気圧、内蔵リチウムイオン電池の電圧値 |
測定範囲、分解能 | CO2:0~5000ppm、1ppm 温度:-30℃~60℃、0.1℃ 湿度:0%RH~100%RH、0.1%RH 気圧:300hPa~1100hPa、0.1hPa 照度:0lx~10000lx、0.1lx 内蔵リチウムイオン電池の電圧値:1.70~2.80V、0.01V |
測定精度 | CO2:±(50+読取値の5%)ppm (25℃)※設定変更可能 温度:±1℃、湿度:±3%RH、気圧:±1hPa 照度:±15%(参考) 内蔵リチウムイオン電池の電圧値:±0.1V |
測定間隔 | デフォルト:300秒 設定範囲:10~600秒 (Android用管理ソフトウェアから任意に変更可能) |
無線仕様 | Bluetooth® Low Energy |
連続動作条件 | 昼白色LED300lxの光を1日8時間照射することで24時間の連続動作が可能(測定間隔が300秒の場合) |
動作環境 | 0℃~50℃ 室内専用 (照度1500lx以下) |
サイズ | W74mm×D122mm×H20mm |
重量 | 87g |
自動校正機能 | 任意の測定期間内における最低CO2濃度を大気中のCO2濃度とみなし自動校正が可能。 工場出荷時:2000回測定(300秒測定間隔:約7日間)の期間内で最低値を400ppmへ自動校正 ※校正を行う測定回数と最低値の数値はAndroid用管理ソフトウェアから任意に変更可能。 ※自動校正機能はON/OFF設定可能。 ※任意の測定期間内における最低CO2濃度が大気中のCO2濃度(約400ppm)と大きく異なる環境で使用する場合は、自動校正機能OFFを推奨します。 |
IoTゲートウェイソフトウェア 対応バージョン | FW5.0.0以上に対応 |