2020/12/06 9:51:39 AM
ホーム 事例 畜産 IoTシステムで養豚場の稼働状況を可視化 - 株式会社システムフォレスト/有限会社協同ファーム

IoTシステムで養豚場の稼働状況を可視化 – 株式会社システムフォレスト/有限会社協同ファーム

養豚場内では、自動給餌器・スクレイパー方式の自動除糞装置などの故障・水道管の水漏れ・排水溝の詰まりなどが日常的に起こり、従業員はたびたび補修に追われる事があった。また夜間は無人になる為、トラブル発生時は半日近く、故障に気がつかずに放置されてしまう事もあり、また、故障場所は豚舎に行かないと確認できない為、遠隔でモニタリングできるシステムが必要となっていた。

そこで、クラウド型勤怠管理サービスを導入したものの、養豚場の各設備の管理・修理を行っている時間が、一日の約1/3にもなっていることがわかった。そこで、設備管理の省力化を図りながら、豚を見る時間を確保すべく、IoTを活用した次世代豚舎の実現に至った。

背景

養豚業界は、20-30年前と大きな違いはなく、未だに多くの作業が人手に頼る形で成り立っており、若者にも人気のない職場で長続きする人が少なく、常に人手不足に悩まされている。
加えて、畜産業界はTPPやEPAなど海外市場との厳しい競争にさらされ、安い海外産の豚肉と競争する時代が目前に迫っており、大きな岐路に立っている状況。
高品質な豚肉生産には、職場環境の改善、設備管理の効率化や省力化、生産管理の徹底、およびビジネスとしての収益を確保するために、IT や IoT といった先進的な設備投資が不可欠となっている。

仕組み

豚舎等に設置した各種センサーから温度・湿度・CO2・給水・給餌などのデータを取得し、浄化槽・コンポストといった環境設備の稼働状況データを取得。それらデータをIoTゲートウェイ経由で設備管理クラウドに送り、稼働状況を可視化。スタッフ全員がデータをスマートフォンでリアルタイムにデータを確認できる。
また、ビジネス版LINE「LINE WORKS」との連携により、異常発生時には即座にアラート通知をスマートフォンに送信し、迅速な対応を行える。

システムフォレストの豚舎事例システム構成図
システム概要図

効果

スタッフが携帯するスマートフォン上で、様々なデータを見ることが可能となっただけでなく、IoTシステムが24 時間設備を監視することで、様々なことが可能となった。

・トラブル発生時での迅速な調査・分析
・水の流量を常にチェックし、データとして蓄積することができるようになった為、季節ごと、或いは豚の成育過程での水の要求量の変化を蓄積でき、データによる豚の体調管理の実現
・加工場の冷凍庫や冷蔵庫に取り付けた温度センサーの働きでの適切な温度管理
・設備の稼働状況から機器の耐用時間を予測し、トラブルを未然に防ぐことで設備機器の維持管理の効率化

広い養豚場養豚場内を見回ることでしかチェックできなかったこれまでのやり方に比べ、無駄のないスピーディな対応が可能になりスタッフの負担も削減。養豚場内の設備がどう働いているかがつぶさに分かるようになり、設備の改善点もはっきりしてきた。
こうした細やかな分析結果が、今後の養豚ビジネスに大いに役立つと考えている。

使用機器

導入企業株式会社システムフォレスト/有限会社協同ファーム
可視化ツールMotionBoardCloud
情報共有ツールLINE WORKS
用途ゲートウェイセンサー
接続方式
メーカー型番商品名
温度管理OpenBlocks IoT BX1BLEユニ電子UNI-01-X002
UNI-01-C003
LogttaWR
Logtta Cable
流量管理OpenBlocks IoT BX1BLE
(4-20mA
変換)
ユニ電子UNI-06-A001LogttaAD
電力管理OpenBlocks IoT EX1EnoceanPressac Sensing3PCT-○○A3クランプCTセンサ

人気記事

Society5.0の実現にむけたスマートハウスをIoT技術で構築 – 日立東大ラボ

社会課題解決と経済発展を両立する未来社会”Society 5.0”を実現する取り組みの中で、特に独居高齢者を想定した、センシングから見える化の先までも実現する次世代のスマートハウスの実現を目指している。スマートハウス構築の研究を進めるにあたり環境構築が急務であり、本番運用にもそのまま活用できることを目指した実験用模擬住宅を構築した。 仕組み 居住空間の温度や湿度のセンシングデバイス、ドアの開閉センサー、人感センサー等のデータをIoTゲートウェイで収集し、収集したデータはデータの蓄積・可視化が行えるオンプレミス型のサーバーを利用しており、インターネット環境が無い場所でも使える仕組みになっている。

ビル内施設の混雑度をサイネージで見える化 – 都内某所ビル

都内某所ビル内の各施設(喫煙所・エレベーターホール・食堂・店舗等)は時間帯によって混雑しており、利用者が利用したいときに利用できない事が頻繁に起こっていました。これを人感センサーで可視化し、デジタルサイネージに各混雑状況をリアルタイムで表示することで、利用者が混雑している時間帯を避けて利用したり、エレベータを制御するなど、利便性が向上しました。 仕組み 各施設に人数をカウントできるタイプの人感センサーを設置し、クラウド上にデータを蓄積、クラウドからサイネージに対して混雑状況を表示しています。

街中の子どもや高齢者の見守りを実現するサービスを提供 – 阪神電気鉄道・アイテック阪急阪神

児童や生徒が被害者となる事件や、認知症高齢者の徘徊問題などが全国各地で増加しており、BLEビーコンの技術を通して子どもや高齢者の所在を常に把握することで、犯罪及び事故に遭遇するのを未然に防ぐための地域ぐるみの見守り体制を構築した。 仕組み 子どもや高齢者などの対象者にビーコンを身に付けてもらい、ビーコンが発する電波を、伊丹市内の電柱に設置されたビーコンの受信器がキャッチし、対象者がどの時間にどの場所付近にいたかを保護者が把握する事が出来るようになった。

電力インフラで点検・巡視等の業務にIoT技術を活用 – 中部電力

高経年化した電柱等、設備の効率的な維持管理や、再生可能エネルギーの普及による電力の需給構造等、事業環境の変化に伴う課題があり、ICT/IoT技術や汎用機器を用いて、機器の稼働状態を常時監視し、点検業務の省力化を図る等、業務効率化・高度化を行った。 仕組み 従来、電柱にロガーを設置し、SDカードを作業員が持ち帰り、データ分析を行っていたが、電柱にIoTゲートウェイを設置し、クラウドにデータを集約、ゲートウェイをリモート管理することにより、効率化・高度化が実現。訪問コストの大幅な削減が実現。 電柱に設置されたIoTゲートウェイ

特集記事

レストラン店内のイメージ

人感センサーによるレストランの利用状況可視化 – カジュアルレストラン アンソレイラ

カジュアルレストラン アンソレイラでは、人感センサーを使ったシステムで、レストランの空席状況、滞在時間を可視化~分析し、オペレーションの改善~サービスの向上・労働時間短縮・人件費削減を狙った。 仕組み

人感センサーによるレストランの利用状況可視化 – カジュアルレストラン アンソレイラ

カジュアルレストラン アンソレイラでは、人感センサーを使ったシステムで、レストランの空席状況、滞在時間を可視化~分析し、オペレーションの改善~サービスの向上・労働時間短縮・人件費削減を狙った。 仕組み レストラン内の4名~6名のBOX席には誰かの足が動くと存在を検知するオプテックスの在室検知センサー(CPI-J)を設置することで在不在を検知。また、1~2名席では客が10~15分全く動かないことも多いため、人体の熱を検知する存在検知センサー(CPD-J)を1~2名席には設置しています。 センサーから得られたデータは無線でゲートウェイを介してクラウド上にアップロードされます。空席状況、稼働率、滞在時間等がアプリケーションにより自動集計~ダウンロードできます。 テーブル下に設置したオプテックス社の在室検知センサー(CPI-J)と存在検知センサー(CPD-J)テーブルの下に両面テープで張り付けるだけで、数か月だけ利用して取り外す際も大掛かりな撤去工事は不要。

ヒューマンビジョンコンポ – “1人1人の位置”と”人数”を検出する

人数と位置を検出する事に特化した人感センサー。センシングアルゴリズムも内蔵しておりシステム構築も容易に実現します。 特長 "1人1人の位置"と"人数"を検出OKAO®Visionを活用し高精度を実現最大5mの高さ、7.2m×7.2mの検出エリア ※画像型人感センサ(HVC-F)のHVCはHuman Vision Components を表します。

CO2センサノード – 二酸化炭素濃度を計測する

CO2センサノード「SW-4230-1000」は、内蔵するセンサーでオフィスビルなどのCO2濃度を測定し、見える化が可能な無線センサーノードです。CO2濃度データをもとに空調設備の制御を行うことで、効率的な省エネが可能となります。 特長 CO2センサーを内蔵。計測データを無線ネットワークでホストに送信ワイヤレスなので、有線ネットワークに比べて簡単・低コストで導入可能測定環境のCO2濃度に関わらず1日1回自動補正(NDIR方式)を行うため、メンテナンスの手間を低減設置する高度を入力する事により、設置高度の補正が可能(1~1,500m)※NDIR方式の場合、高度(気圧)により誤差を生じます。Modbus機器の制御や他センサーとの連携ミスター省エネシリーズの他センサー(電力、CO2など)と併用することで、データの相関関係が閲覧可能。また、Modbusノードとの連携で、空調機などの無線制御が可能 仕様

温湿度センサ – 省エネ、快適空間をより簡単に実現

簡単設置:通信経路は自動で選択されるので設定時間の短縮ができます。安定通信:920MHz帯無線通信により、安定した無線通信を可能にします。見える化: 空調の制御だけを行うと場所によって温度のバラつきが出てしまい、不快な環境となることがありますが、ECOnectは実際の温湿度や照度を計測することで最適な環境づくりに貢献します。電力との相関も、無償の見える化ソフト「KW Watcher」で簡単に把握できます。昼休みや夜間などの不要な空調や照明を改善することにもつながり、お得に省エネを実現します。 仕様 ■本体仕様 名称温湿度センサ 型番UENRST101定格電圧3V DC 電池寿命(+25℃にて)(注1) 10年(送信間隔10分)使用周囲温度-10~+60℃保存周囲温度-20~+70℃使用周囲湿度 30~85%RH(+25℃にて)結露なきこと保存周囲湿度30~85%RH(+25℃にて)結露なきこと耐振動 ...

マルチセンサーユニット – 1台で温度・湿度・加速度・人感を検知するSmartHop対応ユニット

本製品は「沖電気工業製920MHz帯マルチホップ無線(SmartHop)通信モジュール」「温湿度センサ」「加速度センサ」「人感センサ」を搭載したマルチセンサーユニットです。 従来のように、測定対象ごとに機器を用意せずとも、本製品があれば1台で温度・湿度・加速度・人感(人の動きの検知)を測定することができます。また、測定されたデータはSmartHopで収集可能なため、無線LAN(2.4GHz帯)の電波が直接届かないような場所でもご利用いただけます。ビルや工場におけるデータ収集、介護施設における見守りなどの用途に最適です。 仕様 名称マルチセンサーユニットメーカーアドバリーシステム型番ATM-MH920P(量産ケース収納タイプ)センシング温度/湿度/加速度/人感通信規格SmartHopIoTゲートウェイソフトウェア対応バージョンFW4.x : Ver. 4.0.0以上に対応FW3.x : Ver....

積層表示灯 LA6-POE(据置きタイプ) – ModbusやPoEに対応した積層表示灯

PoEでらくらく配線。自由に発光色の設定が可能な積層表示灯。 PoEによる電源供給/ネットワーク接続が可能で、PNS/PHN互換コマンド/HTTPによる制御、およびModbus/TCPでの制御が可能な積層表示灯。 特長 Bluetoothを採用コイン電池で長寿命稼働を実現 -...

ロッカースイッチ 正方形型(シングル) – 配線不要・電池交換不要

「センサの信頼性がソリューションの品質を高める。」世界から評価を受けたオプテックス・クオリティと信頼性をここに凝縮させています。 特長 電池交換不要・フリーレイアウト屋外でも使える防水対応洗練されたデザイン専業メーカーの高い信頼性 仕様 名称 ロッカースイッチ 正方形型(シングル) 型番 CSW-S1-J...

モータ状態監視機器 – 三相インダクションモータの状態を数値化

K6CM電流総合診断タイプならモータだけでなくモータの先にあるファンなども含めて監視できます。状態を劣化度として数値化し、しきい値を設定することで異常を判定しお知らせします。メンテナンス時期の判断などに役立ちます。 特長 負荷の異常も検知負荷に異常が発生した場合、その影響によりモータの電流波形に変化が生じるので、負荷の異常が検出可能です。2種類のアルゴリズムで劣化度1と劣化度2を演算し、複合的に異常を監視【劣化度1】サンプリング周期の間に取得した電流波形データ全体に対して、理想の状態である滑らかなサイン波からの乖離度を数値化するため、モータの軸に不規則な影響を与える異常の監視に向いています。【劣化度2】モータの回転軸に影響する周波数成分の内、特定の周波数成分を顕著に捉えて数値化するため、定期的に発生する異常監視に向いています。特にインバータノイズなどがある環境でも、感度良く異常を検出できます。 仕様