2021/05/14 3:28:07 PM
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焼成炉の管理で現場作業の負担軽減 – 株式会社システムフォレスト/光洋電器工業株式会社

天草で採掘される良質な陶石の活用を目的として創業し、窯業として75年以上と長い歴史がある光洋電器工業株式会社は、創業以来昼夜の別なく稼働する焼成炉を管理するため3交代制での勤務体制を続けてきた。同社の働き方改革に向けた取り組みとして労働環境の改善、採用などの人事面の効果を図る為、焼成炉のIoT管理システムを導入した。

背景

碍子は磁気製品の為、成形した粘土を焼き固める焼成の工程は特に重要で、焼成炉の稼働状況を監視する為に、3交代制で担当者が工場に常駐する必要があり、稼働状況のチェック、制御盤に表示される炉内の空気やガスの発生量、温度といったデータを担当者が手書きでノートに写すという作業をこれまで続けてきた。焼成炉は24時間、夜間であっても稼働しているので、稼働状況をチェックするために、どうしても人を配置する必要があり、その為社員は定期的に夜勤をすることになるので、通常業務にも影響が及ぶ。こうした雇用環境を何とか改善したいという思いから、IoT導入に踏み切った。

仕組み

焼成炉の稼働状況を常時遠隔監視するためのシステムで、炉内の空気量やガスの発生状況、焼成温度などをデータ化しパソコン上に表示させる仕組み。
ダッシュボード機能で、複数データをわかりやすく見やすいデザインで表示でき、全体を素早く把握することが可能。トラブル発生時にはアラームで知らせる仕組みを取り入れられ、人が24時間監視する必要もなくなる。

焼窯稼働データ(制御盤連携)・ガス流量、差圧センサ(ガス・空気)・パトランプ監視を一つのIoTクラウドシステムにデータ統合 (クリックで拡大)

クリックで拡大

効果

トラブルが発生した場合でもアラームで知らせる仕組みが入ったことにより、これまでのように人間が24時間監視する必要もなくなります。来年度から残り4基の焼成炉全てがIoTによる管理に移行し、夜勤業務が完全になくなる予定です。
また、新しい仕組みを取り入れたことで「あれはどうだろう、こんなことはできないか」といった、これまで考えていなかったアイデアがどんどん上がってくるようになり、

・焼成炉の管理運用システムを、データ監視を行っているの他の製造工程での展開
・生産工程全体でIoTによるデータ監視を行い、製造・生産工程の最適化、品質向上や生産性の向上に役立てる 

などの業務改善のヒントも生まれるようになるほど、職場の雰囲気も変わった。

窯業は生産設備にオーダー品が多く、故障すると代替え商品の調達が難しいという側面があり、IoTセンサーで日頃から設備の振動や音、温度変化などを記録しチェックすることで、些細な変化を察知し、機器のトラブルの前兆を把握することができないかも検討している。

がいしの形状に加工される前の
粘土ピース
センサーを取り付けている焼成炉5号機
主力商品の「限流AH付引留がいし」

使用機器

導入企業株式会社システムフォレスト/光洋電器工業株式会社
可視化ツールSystemForest IoT Platform
使用ゲートウェイOpenBlocks IoT BX1
用途センサー
接続方式
メーカー型番商品名
温度管理WifiTOSHIBAUNI-01-X002
UNI-01-C003
FlashAir
BLEユニ電子UNI-06-A001LogttaAD
パトランプ稼働WifiSystemforestパトランプ稼働センサ

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